小豆の輸入

近年は、国内産のみでは需要を充たせないため、その不足分を輸入している。輸入相手国はカナダ、アメリカ、アルゼンチン、オーストラリア、中国などがある。外国産の小豆の輸入については、わが国の生産者保護政策から非自由化品目となっており、輸入割当制度(Import Quota System=一般にIQ制度と称している。)により、農水省、経済産業省がわが国の需給や価格の動向を検討の上、通常年2回に分けて輸入総割当金額を設 定し、各輸入商社の輸入実績に基づき割り当てられている。ところが1993年のガット・ウルグアイラウンドで、1995年割り当ては残されるが、金額では なく重量での割り当てに変更され、その割り当て以外の輸入分に関しては、関税を払えばだれでも輸入できる制度となっている。しかし現在は高額な関税がかけられており、この関税を巡るWTO(世界貿易機関)の動向には注目する必要がある。

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